当山の正式名称は、大用山来迎院英長寺。
本山は京都知恩院であります。
慶長十四年(一六〇九年)、
徳川家康公が開基され、
定蓮社正譽一実廓山上人が開山されました。
家康公に認められた上人は駿府に伴われ、
駿府城近くに寺院創建をご尊命され、
家康公自ら、敷地を選定されたといいます。
北街道に平行して、横内川が流れ、
京都の高瀬川周辺に似ており、
将来繁栄する場所として見込まれ、
現在の地に、約一九〇〇坪の敷地を造成し、
その後八間七間の本堂を中心に方丈、
庫裡などが造設されました。
廓山上人の開山以来、幾多の変遷をへて、
現在に至っています。